人としての成長を期待して
山田町立山田中学校長 小岩 和彦
3月16日(木)終了式の日に、ジュニア海外使節団としてオランダに行った6名の生徒からの報告会が行われました。10日間の様々な体験について、ビデオやスライドを使いながらの堂々とした報告でした。報告を聞きながら、6人の姿がまたひとまわり成長したように感じ、頼もしくも感じたのは私一人ではなかったと思います。
さて、本校から6名の生徒たちを送り出すにあたって、外国の文化に触れ、様々なことを学んできてほしいという思いがありました。「百聞は一見にしかず。」という言葉があります。まして、中学生というこの時期に、自分が生まれ育った地域(国)とは全く違った文化に直接触れ体験できることは、学校生活のみならず、今後の人生においても大きな影響を及ぼすことは間違いないと感じているからです。
でも、私が6名の生徒たちの成長を感じたのは、オランダという地域や風土を体験してきたということによるものだけではありません。確かに、オランダと日本では日常の生活習慣が違います。言葉も住んでいる建物も食べ物も違います。でも変わらないものがあります。それは、人間としての心や思いや願いです。オランダという異国の地での生活を通して、このことに6人の生徒たちは気づいてくれたのではないかと思っています。
ホストファミリーと出会い、言葉が思うように通じない中でも互いに心を通わせようと悪戦苦闘し、別れの時に互いに流した涙。短い期間ではありますが。このような人と人との触れあいの中で、感じた思いを大事にしてほしいものだなあと思います。日本人であっても、オランダ人であっても、また他の国の人であっても、皆人間として同じ感情や願いを持って生きていることを感じ、人としてさらに一回り大きく成長してくれることを願っています。



